林 志英 女性起業家・女性ライフスタイルデザイナー 林志英 公式ブログ

仕入日記

店長 林の奮闘記☆仕入先開拓その1
今回はお客様のご要望に応えて、仕入先の開拓についてすこしお話したいと思います。

前回メルマガでご紹介しましたとおり、私がこのネットショップを
立ち上げ時は下の子がまだ0歳で、上の子もまだ保育園児。
とても仕入先の開拓に外や、まして海外まで出かけられる状況ではありませんでした。

仕入先の開拓はもっぱらパソコンに頼っていました。

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┃(涙)最初の仕入先からお断りのメール・・・・┃
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インターネットで娘のお洋服を買ったところがドレスも扱っていましたので
まずはそのドレスを仕入れてきて販売していました。

実際お会いしたことはありませんが、その方は日本人で、奥様はフィリピンの
ご出身で、フィリピンからドレスを仕入れて販売していたようです。

その方のおかげで私もしばらく仕入れに苦労せずドレスを販売していました。
販売価格がだいたい2000円台で、主にベビー向けの小さいサイズのドレスでした。
単価が安いせいか、割と楽に販売ができていました。

しかし、ある日突然

「事情によりドレスの取り扱いを中止します」

との旨のメールが届きました。

ええ、何で・・・・???

安すぎて儲からないから?

それとも奥様と離婚されたから?(笑)

それとも私に卸したくなくなったから・・・?

いろいろ憶測しても、何も始まらないので、また一から出直しに(涙)・・・・

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┃飛び立て!アメリカのeBayで新しい世界へ┃
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フィリピンドレスの取引先に断れた後もアジアを中心に
ドレスの仕入先を開拓しようとしていましたが
インターネット環境が遅れているせいか
その後、ネットではこれといった情報が入手できませんでした。

2002年の初めごろなので、eコマースが世界をリードして
盛んにやっているところといえば、アメリカのeBayしかありません。

eBayに入って子供ドレスのカテゴリーで見てみたところ
そこにはいままでの自分が見たこともない素敵なドレスがたくさん並んでいました!!

目の前が新しい世界が広がったような感じで
これこそ私がこれから販売したいドレスだと直感しました。

それから毎日何時間もeBayを見入っていました。
どのような出品者がどのようなドレスを扱っているか
どれぐらい売れているのか、自分なりに調査しました。

その中でよく売れて、しかもまじめにやっていそうなところ数社に
取引したい旨のメールを送りました。
メールはもちろん英文ですが、英語はそれほど自信があるわけではありません。
でも翻訳ソフトがあるので、ある程度の文書は作れます。

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┃アメリカンドリームを実現された方との出会い┃
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運良く送ったメールに対し、数社から返事が来て取引に至っていました。

その中の一社は中国系の方でした。
中国本土からアメリカに渡って、まさに
「アメリカンドリーム」を実現された方です。

ご本人は小児麻痺で身体障害があり
また英文もはっきりって私より下手?(笑)

でもご自宅でビジネスできるこのネット販売に目覚め
またうまくスタッフを使うことで、言葉や体のハンディを克服して
eBayで大成功を収めています。

子供ドレスだけで・・・・

数年後、私はその方のロサンゼルスのご自宅を訪問する機会がありましたが
プール付きの豪邸。。。。その成功ぶりを見て、私も大いに刺激を受けました。

私もこのeビジネスで成功したいと強く思ったきっかけとなりました。

次回はインド系の取引先の開拓話をします。

店長 林の奮闘記☆仕入先開拓その2
仕入先の開拓について、第二弾を書きます。

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┃話はいきなりLAからスタートしちゃいます┃
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2006年の春、私はロスの友人宅にいました。
翌日隣の町、サンディエゴに私が一人で行くべきかどうか
について議論が繰り返されていました。

私が一人で取引先宅に泊まりにいくべきかどうか。

しかも会ったこともない人のお宅に。

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┃女の一人旅inアメリカへの友人の助言┃
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その取引先とは2年ぐらいの付き合いがありましたが
すべてメールでのやりとりだけでした。

一度だけ国際電話でお話したことはありますが、お会いしたことはありません。

ロスの友人はあなたがアメリカに来ている以上、自分が安全面での責任があり
見知らぬ人の個人宅に女性一人で泊まらせるわけには行かない、という見解。
なにせ物騒な世の中、しかもここはアメリカなのですから。

もっともです・・・

異国だし、会ったこともない人だし、相手がどういう人間なのか
当然私も絶対大丈夫だとは言いがたい。

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┃私が築き上げた信頼関係!思い切って飛び込むことに┃
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でも2年間ビジネス面では順調に付き合ってきました。
電話でも優しそうで、大らかな人でした。
お子さまはいらっしゃらないが、奥様はいるようです。
私がアメリカに行くと聞くと、ぜひ泊まりにきてと親切に誘ってくれました。

いままでビジネスで築いてきた信頼関係にかけて、私は一人の旅を決行。

友人を何とか説得して、あえて行くことにしました。
もう大人ですから、何かあったら責任は自分で取りますよと(笑)

実際現地に行って、会ってみると、アメリカにいる
インド系の方であることが分かりました。
とても朗らかな方でした。

私の倍以上はある大きい体で私を抱きしめ(笑)
「あなたは私の初めての日本の取引先ですよ!」と言ってくれました。
私はその方と会ってすぐ不安がすっとんで、感激と興奮に変りました。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃アメリカにインド系の親戚が出来ちゃった♪┃
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彼と奥様二人は親切にサンディエゴの観光にも連れて行ってくれて
また空いているゲストルームをここはあなたの部屋
いつでも家族で泊まりに来てと言ってくれました。

アメリカに親戚が出来たような気分で、本当に会ってよかったと思いました。

相手の顔が見えないネットの世界、もちろん様々な事件が起きていますが
自分の世界を広げて、世界中の人々と出会えるのも
インターネットならではの出来事です。

最近驚いたのは、skype(パソコンでかけられるIP電話)から直接
「取引したい」という海外からのオファーが入ったことです。
インターネットは本当に便利なビジネスツールになっていますね。

私も上に出てくるサンディエゴの取引とは、アメリカの卸しサイトで検索して
取引したいとのメールを出したのがきっかけで、仕事が始まったわけです。

最近職業病なのか、どこへ行っても、かならず子供服売り場を見ます。
そして気に入ったお洋服がありましたら、そのお洋服に取り付けられているタグを確認し
それを作っているメーカー名が書いてあれば、取引したい旨の打診をするようにしています。

KAJINが急速な発展を遂げられたのも、このような地味な取引先開拓の行動が実った結果
と実感しています。

虎穴に入らずんば虎子を得ず…ちょっと大げさ?(笑)

ということで、仕入先開拓の第二弾はいかがでしたでしょうか?

このように開拓してきた仕入先から、今日もまた素敵なドレスが届いています(^^)